Puma Blue / Velvet Leaves - Single (2020)

サウスロンドンで活動している Puma Blue こと Jacob Allen。これまでに、吉行耕平の写真をアートワークに使用した2017年の Swum Baby、2018年の Blood Loss の2枚のEP、ライブアルバムと数枚のシングルをリリースし、オルタナティブジャズの若き新星として、高い評価を得てきました。モダンジャズ、特にボイシングは Don Byas というテナー奏者から影響を受けているそうで、他にも Frank Sinatra、Erykah Badu、D'angelo、Jeff Buckley、Amy Winehouse(同じ The BRIT School の出身)、Radiohead など、さまざまな音楽からの影響を公言しています。

待望のデビューアルバム In Praise of Shadows (タイトルは谷崎潤一郎の随筆「陰翳礼讃」の英訳)が ロンドンのレーベル Blue Flowers から来年1/29にリリース予定で、本作 Velvet Leaves は同アルバムからの先行シングル。ささやくようなシルキーボイスに、ジャズ、ソウル、ヒップホップのエッセンスを凝縮させてろ過したようなミニマルなギターとビートは陰翳や禅味を感じさせるサウンドで、過去の楽曲に比べるとよりメロディアスで耳心地良いオルタナティブ・ローファイ・ソウルに仕上がっています。Julie London、Chet Baker などのジャズ・ボーカルが好きな方にもオススメです。

0コメント

  • 1000 / 1000