Kalia Vandever / Regrowth (2022)
ブルックリン生まれロサンゼルス育ちのトロンボーン奏者、Kalia Vandever(カリア・ヴァンデヴァー)が2枚目となるアルバム Regrowth をニューヨークのレーベル〈New Amsterdam Records〉から5/6にリリース。ジュリアード音楽院を卒業後、自身のカルテットで活動を開始した彼女は、2019年にアルバム In Bloom でデビュー。Herbie Hancock や、Wynton Marsalis といった彼女が敬愛するジャズ・ミュージシャンたちとの共演や、今年リリースされた Joel Ross の新作にも参加するなど、幅広く活躍しています。ピアニスト以外、ベース、ギター、ドラムは前作と同じメンバーで、アルトサックスが加わった編成の本作は、ミニマルかつクラシカルなアブストラクト・モーダル・ジャズな作品です。なかでも注目は、前作同様にプロデュースを担当しているギターの Lee Meadvin で、Marc Ribot と Mary Halvorson を融合させたようなギターサウンドと、Kalia Vandever とのデュオが炸裂する M5「Lift」、M7「Pick It Up (And Drop It Again)」は聴き応え十分です。Enji が好きな方にもオススメです。
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