Enji / Ulaan (2023)

2021年にリリースした Ursgal 以来、2年振りとなる新作 Ulaan を7/28にリリースした、ミュンヘンで活動するモンゴル人アーティスト Enji。前作同様、プロデューサーは Fazer のベーシストである Martin Brugger、同じく Fazer の Paul Brändle(ギター)と、同郷の Munguntovch Tsolmonbayar(ダブルベース)というトリオ編成に加え、今作ではブラジル人クラリネット奏者/作曲家の Joana Queiroz と Mariá Portugal(ドラム)、共にサンパウロのアヴァンギャルド・ジャズ・バンド Quartabê(クアルタべ)のメンバーである2人がゲストで参加。Martin Brugger が運営するレーベル〈Squama〉(本作のリリース元)は、〈Spiral Records〉から2019年にリリースされた Joana Queiroz のアルバム Tempo Sem Tempo のライセンス盤を2022年にリリースしており、そこから今回のアルバムへの参加につながったのかもしれません。ジャズとモンゴルの伝統音楽を融合させたそのサウンドは、中央アジアの雄大な大地を感じさせる温かみで疲れた心とからだを癒してくれます。

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