Say Sue Me / Where We Were Together (2018)

幼馴染の Kim Byung-gyu(ギター)、Ha Jae-young(ベース)、Kang Se-min(ドラム)の3人が、カフェで出会った Choi Su-mi(ボーカル、ギター)をメンバーに加え、2012年に結成した韓国・釜山のバンド Say Sue Me。2014年に1st アルバム We've Sobered Up でデビュー。2016年におきた不慮の事故により、初代ドラマーが Kim Chang-won に入れ替わるなどの紆余曲折を経て、2018年にリリースされた2ndアルバム。


前作やその後の EP と比べるとガレージ色が抑え気味になりながらも、アンニュイなボーカルにフェンダー・シングルトーンのギターサウンド、シューゲイザーなどの要素が融合された、オルタナティブ/サーフロックに仕上がっています。影響されたバンドとして挙げている Yo La Tengo、Pavement、Sonic Youth などの90年代オルタナティブ・ロックはもちろんのこと M1、M2、M4、M5、M9は、京都のバンド 渚にて、Velvet Underground、Woodbine など、アシッドフォーク的なサウンドが好きな方にもオススメです。「Where we were together(私たちが一緒にいた場所)」というアルバムタイトル、かつて賑わっていたであろう団地や公園のジャケット写真が楽曲と相まって、なんともせつない世界観を創出しています。

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